3人の男たち・・・結婚と離婚とその未来(3)

今日は前回の予告通り、B男の国際結婚と離婚について書きたいと思います。

B男が結婚をした日本人女性・・・その奥さんのお父様はある機関の偉い人でした。そしてB男の奥さんである自分たちの娘を溺愛しており、娘の言う事はなんでも聞くという感じのご両親です。

B男は奥さんのご両親と奥さんに言われるがまま、何も知らずに日本へ来たので、日本へ来てから初めて奥さんの家庭環境を知ることになりました。

そしてB男は奥さんのご両親の要望もあり、結婚後は奥さんの実家で暮らす事になりました。

B男の仕事に関しては、奥さんのお父様がコネクションであれよあれよという間に決めて、その就職先は・・・はっきり言うと日本人でも就職をすることが難しい職場です。

実力だけでは就職ができず、表向きには知られていませんが、信頼できるコネクションがその職場へ就職をするのに必須条件となります(と私の友達が言っていました~)。

なのでB男は日本に来た時から、かなりのお給料を手にする事ができました。定年退職時にはきちんとそれなりの退職金も支給をされる職場になります。

子供も2人授かり、日本に来てからのB男の人生はバリ島でくすぶっていた頃のB男からは想像もできない、まさしく順風満帆のように見えました。

もともと奥さんは仕事をせずに、ずっとご両親の元で生活をしていました。その流れでB男と結婚をした後も、ご両親がB男夫婦の生活全般を面倒見ていました。

奥さんの実家で暮らしている上に生活費全般もご両親が面倒を見ていて、B男の仕事の給料も良かった為、あっという間にお金も貯金ができました。

B男は根が真面目なのでお金を手にしても遊んで散財する事もなく、貯めたお金でバリ島の結構良い場所にかなり広い土地を買う事もできました。もしかしたら奥さんのご両親から援助もあったかもしれません。

B男は将来、バリ島で奥さんや子供達と一緒に住みたいと考えていました。もちろん、土地を買う事を賛成した奥さんもバリ島に住む考えていたことと思います。

B男は10代後半でバリ島へ仕事を探しに来たくらいなので、生家はジャワ島の田舎です。まさに国際結婚逆玉の輿パターン!ジャパニーズドリームを手に入れた男でした!

K兄と私が知っているバリ島にいた頃のB男のイメージは、日本語もあまり得意ではなく、仕事が無くていつもK兄のコス(アパート)に入りびたり、優しくて真面目だけど気弱なところもあり放っておけないタイプという感じです。

その彼が・・・いまや日本で立派な2児の父親になり、しかもK兄や私のような庶民とは絶対に関わることが無いような職場で働いている・・・そして途端にお金持ちになってしまいました!

最初にバリ島で会った頃のB男のイメージと余りにかけ離れている日本でのB男の生活・・・少しB男が遠い存在になってしまったかのような感じもしました。

しかし日本でB男に実際に会うと、その笑顔はバリ島にいた頃のB男とちっとも変わってはいませんでした(日本語はかなり上達していましたが・・・)。

このように書くと、B男は何の苦労も無く日本の生活を満喫しているように思えますが・・・

日本語もたどたどしいのに、そんなたいそうな職場へ奥さんのお父様のコネクションで放り込まれ、日本語を覚えると同時に仕事も覚えなくてはならず、かなりのプレッシャーがあったと思います。

それでも弱音を吐かずに仕事を辞める事もなく、奥さんと子供のためにきっと見えない所ですごく努力をしていたのだと思います。なので、日本語もみるみるうちに上達したのでしょう。

もうB男は幸せ者以外の何者でもない・・・と思いましたが、そんな彼が離婚をする事になったきっかけは、東日本大震災が起こった時でした。

B男の奥さんは、東日本大震災の影響で子供たちに原発の放射能被害が及ぶ事を恐れて、子供たちを連れてかなり遠い場所へ避難をしました。1年に1度か2度B男と会えれば良いくらいの遠い場所です。

B男は仕事をしながら、奥さんと子供たちに仕送りをするために奥さんの実家に残りました。

奥さんのご両親も娘に仕送りをしていましたが、B男も奥さんに出来るだけの仕送りをしていました。きっと子供達の父親としてのプライドがあったのだと思います。

おかげでB男の奥さんと子供たちは、実家と離れた遠い場所で暮らしていても何ら不自由のない生活が出来ていたようです。B男もできるだけ休みの時は、奥さんと子供に会いに行っていました。

しかし・・・そんな生活も数年が経った頃、なんと!奥さんに恋人が出来てしまったのです!結婚をしているから浮気ということになりますかね?

B男にとってはまさに寝耳に水でした!奥さんからは新しい恋人と再婚をしたいということで、離婚の話を持ちかけられたのです。

本当にこの時のB男はズタボロもいいところでした。泣きながら何回もK兄に電話をしてきていました。

そしてB男は奥さんの一時的な気の迷いであって欲しいと願い、離婚には応じませんでした。B男の子供たちもしきりに「お父さんが可哀想」と言っていたようです。

そんな状態で1年が経った頃、B男は改めて奥さんの気持ちを確かめるために、奥さんが住んでいる場所を訪れました。奥さんの離婚への意思は固く、気持ちもすっかりB男にはありませんでした。

その頃には子供達も母親の恋人にすっかり懐いてしまい、母親を苦しめている父親としてB男を恨むようになってしまっていたそうです。このことでB男も諦めがつき、離婚に合意をすることになりました。

まぁ、この子供を自分の味方に付けるやり方は、この状態の母親なら誰しもやりかねないことですね・・・離れて暮らしていたB男に打つ手は全くありませんでした。

B男が離婚をする際に、奥さんから提示された離婚の条件はとても厳しいものになりました。

バリ島で買った土地については、B男と奥さんの共有財産ではなくて、奥さんの両親が今までB男夫婦の生活を面倒見てきたおかげで買えた土地ということになってしまったようです。

せっかく貯金をして買ったバリ島の土地は売却することとなり、そのお金は奥さん側へ全額返却をすることになりました。

離婚についての慰謝料も請求され、B男は借金をすることになってしまいました。その他に、奥さんと子供のための生活費、子供達の養育費についても月々支払う義務が発生しました。

奥さんはB男から送られる月々の生活費と子供たちの養育費、そしてバリ島の土地を売却したお金とB男からの慰謝料+自分の親からの仕送りで、新しい恋人(結婚をしたかは不明)、子供たちと暮らすことになったようです。

子供達は良いとして、そのお金で他の男と奥さんが暮らしているかと思うと、さぞかしB男は・・・はらわたの煮えくり返る思いをしたことでしょう。

皆さんは「えっ?そもそも浮気をしたのは奥さんでしょ?なんでB男が慰謝料や生活費を払っているの?」と思うのではないでしょうか。

実は放射能被害のために奥さんと子供が避難をして、しばらく別々でに暮らしていたために、その期間は「別居状態にある」ということになってしまったのです。なので奥さんの浮気はお咎めなしです。

B男が奥さんと子供のためにと思ってやっていたことが、すべて裏目に出てしまいました。

また、奥さんのお父様がいなければ仕事もできなかったし生活能力が無かったということで、慰謝料や生活費などの支払い義務も発生しました。子供たちは当然未成年なので、養育費も発生しました。

子供たちの親権も当然奥さんにあります。そして奥さんの希望ということになるかと思いますが、子供たちにはもう会わないという約束もすることになってしまいました。

そしてB男はこの離婚条件に同意をしたことにより、B男が日本で築いた大切なもの・・・自分の子供たちやバリ島の土地を失う事になってしまったのでした・・・いったいB男はどんな酷いことをしたのかというくらい、徹底的に叩きのめされました。

B男もある程度抵抗をすれば、もう少し離婚の条件を有利にできたかもしれません。しかし彼は奥さんが提示する離婚の条件を全て受け入れることにしました。

彼はただの外国人でしかも国籍は開発途上国のインドネシア、そして奥さんは日本人です。

この条件だけでも日本では奥さんが優勢なのに、奥さんのお父様はある程度の力を持っている人です。B男には全く太刀打ちができません。そのことをB男は痛いほどよく理解をしていました。

そしてなによりも両親がずっと諍いをしているということは、B男が愛してやまない自分の子供たちにとって、悪影響にしかならないと彼は考えたのです。

私はこの話を聞いた時に、B男がバリ島で私や妹、幼馴染みを車に乗せている時の事を思い出しました。

警察にカツアゲ罰金を要求されても文句も言わずに「警察だってお給料が少なくて大変なんだよ」と言いながら、給料もほとんどもらっていないはずなのに自腹で罰金を払っていたB男・・・

日本に来てからの生活はあの頃とだいぶ変わったのに、あの時のB男と今も中身は全然変わっていないんだね・・・

これは私の個人的な意見になるのですが・・・奥さんが子供たちと遠くへ避難をした時に、もしB男が何もかも捨てる勇気を出して奥さんや子供達と一緒に遠くへ引っ越しをしていたのなら、もしかして離婚にはならなかったのかもしれません。

お金の仕送りだけでは、あの大災害の後で不安だった奥さんの心の支えになってあげられなかったのではないかと思います。

B男は離婚後もしばらく奥さんの実家に住んでいましたが、いつまでもそういう訳にはいきませんので会社の独身寮に引っ越す事になりました。

B男が奥さんの実家を出て行く時に奥さんのお父様は・・・「B男、本当に娘が済まないことをしてしまった」「B男の事をこんな風にするつもりは無かったが・・・どうか娘を恨まないで欲しい・・・本当に済まなかった」と言ってB男に頭を下げたそうです。

奥さんのお父様もB男のことについて心を痛めてはいたようですが、自分の娘が可愛いので、逆らう事ができなかったようです。

なので、B男の仕事までは取り上げませんでした。B男も奥さんのお父様が謝罪をしたことで、だいぶ気持ちが救われたようです。

K兄と私がバリ島へ移住後、しばらくは「1人で暮らすのは寂しいよ~」と独身寮からK兄に電話をしていましたけどね!最近は連絡が無いので、生活にも慣れて元気にやっているんだと思います。

余談ですが・・・K兄は日本に来てからのB男の生活を散々うらやんでいました・・・

「うちの奥さんは全然お金ないしな~俺たちには誰も援助なんてしてくれないし、コネクションも全然ないよ~いいなぁB男は!すごいよな~」なんて冗談半分、本気半分でよく言っていました。

でも・・・K兄と私がバリ島へ移住をする直前、 B男とK兄、A男の3人で最後に日本で会った時に、B男は泣きながらK兄にこんなことを言っていたそうです。

「自分は日本へ来てから、本当にただの人形だった・・・仕事も子供の事も住む場所も、全て奥さんや奥さんの両親が決めることで、自分は意見1つ言う事すらできなかった・・・」

「本当は奥さんと子供たちと一緒に居れれば、どんな場所に住んでいてもお金が無くても良かったはずなのに・・・」

「バリ島にいても日本にいても、自分の意思でいつも自由にやっているK兄・・・僕はずっとK兄がうらやましかったんだよ・・・僕がしていた生活なんて、ちっともうらやましくなんかないよ!」

私はこのB男の話を聞いて、本当に胸が締め付けられる思いでした。

離婚後のB男は、慰謝料を支払うために作ってしまった借金の返済と奥さんに支払う月々の生活費に養育費、自分の生活費に使うお金で、いくらお給料の良い職場で働いていても手元に残るお金はほんの僅かだそうです。

B男が言うには本当のところ、もの凄~くバリ島へ戻って来たいのだけれども、バリ島へ戻ってしまったら、元奥さんや子供たちのためにお金を送る事ができなくなってしまうと言っています。そうだね・・・頑張れ父ちゃん!

そしてバリ島へは仕事をしている間は、行くことができないだろうとも言っていました。

今でもB男は、会う事すらできない自分の子供たちのために、毎日頑張って日本で仕事をしています。

私はいずれ大きくなった子供たちが、いろいろと理解をすることができるような歳になったら、B男が子供たちの事を思う気持ちをきっと分かってくれる日が来るのではないかと思います。

そして今のB男を支えているのは、会社をめでたく定年退職し、退職金を手に入れて絶対にバリ島へ戻って来るということです!


頑張れ~B男!
K兄とお姉さんは(←ということにして下さい・・・)
一足先にバリ島で待ってるよ~ヽ(´∀`)ノ



ウナ・・・本人は爆睡していますが・・・

151027_2.jpg

やっぱりいつものごとく手が変なところに・・・
手、しびれないのかねΣ(´Д`*)?

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最悪な女ですね。両親もおかしいです。ま、幸せにはならないでしょう。その分b男さんが今後2倍幸せになる縁が必ずやってきます。
努力した分必ず!

Re:

> n さん
コメントありがとうございます!

多分実はよくあるパターンなのではないかと密かに思っています。
B男本人は納得して・・・というよりも、会えなくても子供とのつながりを切りたくないのだと思います。
もう、B男頑張れ!とこちらかは応援するしかありません。

Re: タイトルなし

> テロテロ さん
コメントありがとうございます!

あはは・・・本当に最悪な話ですよね~
私もB男から話を聞いた時は、本当にやるせない気持ちになりました!
B男には本当に幸せになって欲しい!
昨日はネットが繋がらず、まだ途中までしか書いていないのですが、次回もまたおかしな両親が登場しますよ!
プロフィール

シロブチ

Author:シロブチ


2014年9月にバリ島へ移住をしてきました。
現在は夫、猫の姉妹と共に暮らしています。
バリ島への移住についてや猫との暮らし、日々の事などを書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします!


una&dwi(ウナ&デュイ)




ウナ:白 ♀
デュイ:白黒牛柄 ♀

2014年12月に同じお母さん猫から生まれた正真正銘の猫姉妹(似ていないけれど笑)です。
ノラ猫一家の里親募集がきっかけでうちの子のなりました(^∇^)ノ

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